※弊社では、マムシ酒の販売はしておりません
【平成23年8月28日】
夕方、少し涼しくなったので庭木の剪定でもしょうかなと思って丁度家に帰っていた弟と鋏を持って柘植の木の下にかがんだところに、
『アッ!へびがおるぞ!』
『どこ?どこ?』
『これはマムシだぞ!』
姉までも
『マムシやマムシや間違いない』
私はよく分からなかったけど、そういえば3年前に友達にもらって焼酎付けにしたマムシによく似ている・・・マムシなら是非捕まえて焼酎付けにしたい・・・・でもどうやって捕まえる?・・見ただけでも気持ち悪い・・・どうしよう・・マムシはスルスルと逃げて紫陽花の木の根元でトグロを巻いて止まってしまった。
私と弟はそれを確認すると急遽捕獲(押さえ込むだけ)の道具を探し出してマムシが動き出さないかジーと見張っていました。もし、動き出しても押さえこむ事は出来ても捕獲はできない・・・・
・・・・どうしょうか・・・
『おお!そうだ松山呼んで来い 松山ツ!松山に捕まえてもらおう』
私は弟にそう叫びました。
松山とは、3年前にマムシを捕まえて1升ビンに入れて持ってきてくれた私の幼友達です。あいつはマムシなんてどじょうくらいにしか思っていない。弟は車で松山の会社へ迎えに行った。
私はジーッと動き出さないか見張っていました。悪いことに松山は仕事で出掛けていた。
・・・よ~し、ならば帰りはここを通るはず。通るまで見張っていよう・・・。
待つこと30分、案の定松山が通りがかった。
私は薄暗い中でマムシ君からは目を離さず持っていた捕獲器(鍬)を道路へ差し出して車を止めた。
松山: 『何や~』
私: 『マムシや マムシや! マムシが居る つかまえてくれ』
松山: 『何処 何処? アッ おった おった』
そう言って松山は棒切れでマムシ君を追い出した。
スルスルと逃げ出したマムシ君を弟が俄か作りの捕獲器で押さえ込んだ。
『アッ!逃げた』 『どっちへ行った』『こっち! こっち!』
弟が再度挑戦、うまくいったみたい・・・
『捻れ!捻れ!』
マムシ君の胴はしっかり押さえ込まれ、竹の棒に巻き込まれました。
『頭はどこや!頭は!』
松山は素手でマムシ君の首ねっこを掴み引きずり出しました。以外・・マムシ君はだら~んとしています。私は急いで一升ビンに水を半分位入れて松山の所にもって行きました。松山はマムシ君の頭を瓶の口にあてがい胴をつまんで押し込むと、マムシ君は頭からスルスルと一升瓶のなかに入って行きました。私はすぐに瓶の口にキャップをしました。そして鉄串を火で熱して空気孔をあけてやりました。
『よ~ぅし これで一仕事終わり』
私は何もしなかったけれど・・・・・・
後は2~3週間この水を替えながら水がきれいになったころに
いざ!焼酎漬けの日を待つばかり・・・
焼酎は先週探して買ってきたマムシ漬け専用47度物です(マムシ焼酎は臭くて飲めたものじゃない・・なんて話を良く聞きましたがあれはきっとアルコール25度位の焼酎で漬けたためマムシ君が腐ったからです)
今日の一番の大仕事は、マムシ君の移動です。今まで水漬けにしていたありきたりの瓶から中身を抜いたマムシ漬け専用の瓶への引越しです。
まずマムシ君をもう一度きれいな水で洗い流します。そして水を切って今度は瓶の中へ少しの焼酎(ホワイトリカー25度)を入れびんの中で泳がせて良く洗い、焼酎を流し出します。
いよいよ正規の瓶へ移します・・・・・・・これがなかなか難しい!
うっかり瓶の口が外れたら大変です・・・・・命がけです・・・本当に・・・(こんなやり方しかないのかな~・・・)
何度も何度も挑戦して・・・・オッ!マムシ君がうまいこと移動しました。
とりあえず、すぐキャプをしてマムシ君が瓶の底でトグロを巻いているのを確認してキャップを取り、ジョウゴを差込み47度焼酎の注入です。
とりあえず半分ぐらい注入してキャップをして暫らくするとマムシ君の元気がなくなりました。もうここまできたら大丈夫!強気になってゆっくりキャプをとり残りの焼酎を注入です。
ジャ~ン!
2011年9月版
マムシ焼酎漬け完成です!
あとはこのままサイドボードの片隅で2~3年おけば、飲んで滋養強壮・元気モリモリ(本当かな~?)打身捻挫・筋肉疲れにシップ薬として良く効くと言うマムシ焼酎完成・・・・の予定です。
マムシ君ありがとう 合掌・・・・
この記事を書いた人
- 1年間HP休んでました。岐阜の小ネタとオヤジの日常をみなさんにお伝えする為に再起します。しかし、すぐに活動限界か?
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