令和2年ブログリレーもラストとなりました!アンカー担当にしこです。
今回のブログはしのっぴさんの「DTPあるある」の看板をお借りしての投稿です。
2012年以来の投稿!存在自体忘れていた!!シリーズこっそり復活!!!

 

DTPあるあるPart4

DTP課に所属しており、日々Illustratorと睨み合って仕事をしております。
データを取り扱う業務と言う事で知識・情報の更新が重要ですが、Adobe Creative Cloudになってからと言うもの、環境がめまぐるしく変化しておりその重要性がいっそう強くなっております。
毎年新バージョンがリリースされるなか、常に最新であれば良いと言うものではないのが厄介なところ・・・。
違った環境でデータを開くと思わぬトラブルを招く事もあります。

ここで一つ、弊社製版課で起きたトラブルをご紹介致します。

気づかぬうちに文字の位置がズレた!

IllustratorCS3で作成したデータを修正する際、作業アプリケーションのバージョンを上げようと、CC2019で開いたところ文字ズレが発生しました。

中央揃えに設定した文字が動いている!?

慌てて調べたところ、どうやら「中央揃え」と「トラッキング」の関係が、CC2019のみ他バージョンと異なるようです。

むむむむむむむむむむ。これは詳しく確認する必要があるぞ。

Illustrator CC2019の中央揃えの仕様

他バージョンは「中央揃え」の際のセンター判別に、”末尾のトラッキング”は含みませんでした。が、CC2019のみ”末尾のトラッキング”も含めて判別するため、数値を入力すればする程センターから文字がズレていきます。

中央揃えとトラッキングの関係

 

▲Illustrator CC2019での中央揃えの挙動

また、CC2019→2020でデータを開いた際、開いた時点では見た目の違いはありません。テキストに編集を加えたタイミングで該当バージョンの仕様になるため、テキストに触れない限りズレは生じません。その時の作業によってズレたりズレなかったり、と言う事態になります。

▲IllustratorCC2019作成データを、Illustrator2020で開いた際の挙動

これでは意図せず、しかも気づかない間に見た目が変わってしまいます。

その他バージョンの挙動と対策

ちなみに、IllustratorCS3、CS4、CS5→CC2019は開いたタイミングでCC2019の仕様になります(開いた時点でズレが発生する)。
CS6、CC2017、CC2018は2020と同じ現象で、その他および2021は未検証です。
細かいバージョンの違いによって結果は異なるかもしれませんが、弊社環境で判明したのは以上でした。

弊社では過去のトラブルから『保存時と同バージョンで開く』事を基本ルールとしていますが、過去のアプリケーションはいずれ使用できなくなります。
現にCCは直近2バージョン以前の旧バージョンはインストール不可になっており、新品のPC導入ならびに初期化等でインストールが必要になった際には、CC2019を使用することができません。

下位のデータを開く際は「CC2019を使用しない」として、問題はCC2019作成データを上位バージョンで開かざるを得なくなった場合。
これに関してはとにかく気をつけるしかないのが痛いところです。
幸い弊社はCC2019を使用していた期間が短いため、そこまでデータ数は多くはありませんが、注意喚起を兼ねた勉強会と、その旨の資料を掲示をして対策を行いました。

皆様も別バージョンでデータを開く際はご注意下さい。

この記事を書いた人

にしこ
トヨトモのにしこです。
目指すジャンルは「明るいオタク」、何でもポジティブにこなしてみせます。