ブログリレーもいよいよ終盤。
みなさんこんにちは。いいんちょです。
さて、皆さんはハガキに入るカスタマーバーコードって知っていますか?
家に届くDMの宛名の下に印刷されていることが多いこのバーコード、
見たことがある方も多いのではないでしょうか。
バーコードには郵便番号&番地情報等が入っていて、その情報を読取ることで郵便局の区分機が自動で区分をしてくれます。それ故に1000通を超える定形郵便物にバーコードを印刷すると3%の割引が受けられます。
そのカスタマーバーコードなんですが一般に知られる1次元バーコード(JAN、CODE39、NW7等)とも2次元バーコード(QR、DataMatrix等)とも異なる郵便局オリジナルのバーコードとなります。カスタマーバーコードが作成できるソフトやWebサイトは数あれど、読取りできるリーダーやソフトは少なく、「じゃあ作るかっ」てことで安易にカスタマーバーコード読取りソフトの制作に取り掛かります。
長い前置きでしたが、
まずはカスタマーバーコードの仕組みを知るとしましょう。
例としてトヨトモの住所【岐阜県関市下有知3223-1】をカスタマーバーコードに変換してみます。
バーコードは、スタートコード1桁+郵便番号7桁+住所表示番号13桁+チェックデジット1桁+ストップコードで構成されています。
まずは郵便番号。トヨトモの郵便番号は501-3217、ハイフンは除きます。
コード:5013217
次に住所表示番号を取得します。住所表示番号には番地やアパートの号数等の英数字が入ります。住所が△丁目○番地等の表記の場合は△-○等ハイフンに置換し、番地等に英字が入る場合はそのまま抜出します。
トヨトモの番地は3223-1なので特に変換する必要もなく、そのまま付与します。
コード:50132173223-1
住所表示番号が13桁に満たない場合は13桁になるまでCC4コードで埋め、13桁以上になる場合は超える部分の情報を削除します。
また、英字は2桁分使用するので最大が13桁より少なくなり注意が必要です。
コード:50132173223-1 [CC4] [CC4] [CC4] [CC4] [CC4] [CC4] [CC4]
最後にチェックデジットを計算します。
チェックデジットとは誤読や改ざんを見つけるための値で文字を数値に置き換え19で割った余りを19から引いた値がチェックデジットとなります。
コード:50132173223-1 [CC4] [CC4] [CC4] [CC4] [CC4] [CC4] [CC4] (CC4)
このデータにスタートストップを付与してバーコードは完成です。
コード:[START]50132173223-1 [CC4] [CC4] [CC4] [CC4] [CC4] [CC4] [CC4] (CC4)[STOP]
これを表に照らし合わせて数値に置き換えると
コード:13,141,144,114,312,132,114,213,312,132,132,312,414,114,432,432,432,432,432,432,432,432,31
あとはこれを各バーに置き換えるだけで完成です。
出来上がったバーコードがこちら。
実はこの内容、郵便局のホームページに詳しく掲載されています。
もっと詳しく知りたい方はこちらへ。(^_^;)
さて、本来の目的の読取りとなると、実際は画像をどのように処理するかが重要になり画像からキャラクタが抜き出せればあとは作成と逆の処理をするだけ。
で、肝心な画像処理云々はすっ飛ばしてさくっと完成です。ヾ(-д-;)ぉぃぉぃ.
画面上でバーコードを選択して
内容を確認できます。
他にテキスト等が存在していてもちゃんとカスタマーバーコードを見つけてくれます。
ただ読取りを保証するものでは無いので、あくまで内容確認用としてしか使えませんが、用紙に出力することなく画面上でデータを確認できるのでレイアウト作成時に重宝しています。
と、言うことで今回解説したカスタマーバーコード、もちろんトヨトモでも作成から印字までが可能ですので、詳しくは営業までお問い合わせください。
それではいよいよ往路のアンカー、社長へとタスキを渡すこととします。
この記事を書いた人
- トヨトモHP管理委員会の委員長を任されています、いいんちょです。みなさんにトヨトモの魅力を知って頂けるよう、商品情報から活動報告まで、肩の力を抜いて読んで頂けるブログを目指します。
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