みなさんこんにちは。再びいいんちょです。

今回はお私事(しごと)からのひとこま。

ある時「冬場の釣りなんてオフシーズンでタックルメンテだね。」と問い合わせを頂きました。確かに活性が低く耐える釣りにはなりますが、冬こそ脂ものって美味しいお魚が食べられる季節。釣るのも楽しいのですが、やっぱり美味しく頂くことが魚釣りの醍醐味ですよね。

そこで、冬に美味しい魚の一つカワハギ釣りについてご紹介致します。

この時期のカワハギは身もさることながらキモが絶品。そのキモは秋から冬にかけて大きくなるため、多くの釣人がキモパンのカワハギを求め沖に出ていきます。

ただ、このカワハギ「餌取り名人」とも呼ばれていて、水中でホバリングができるため魚が餌をひったくるような動作が無く、知らない間に餌をきれいサッパリ取られているなんてことがよくあります。要はカワハギが餌を食べる感触をいかにして感じ取れるかがカワハギ釣りの腕の見せどころとなるわけです。

早速海上へと出かけたいところですが、まずは準備を整えましょう。

ロッドはあたりが分かりやすい先調子、リールはベイトリールが定番です。専用ロッドが無くても錘の号数に耐えられるロッドならとりあえずの釣りはできますよ。^^;

次に仕掛けですが、費用を抑えたい方は自作がおすすめ。まずは錘の作り方。

2個で200円程度の丸おもり(30号)を購入してU字にした太めの針金を通し下部を折り曲げます。

飛び出た針金とキラキラシールを貼るために上部を金槌で叩きます。

出来上がりはこんな感じ。

あとは100均等で購入したマニキュアで着色。

ベースに白を塗り、赤、夜光、ゴールド等好きな色を塗ります。

とにかくカワハギはキラキラが大好きなので派手な色を塗りましょう。「厚塗可能」や「2度塗り不要」なんて記載のあるマニキュアがしっかり塗れておすすめです。

最後にトップコートやセルロース等を塗り表面を保護して、こちらも100均で購入したキラキラシールを穴あけポンチ等を使い丸型に切り抜き貼り付けて完成!!

次は仕掛けですが、長くなりそうなのでさっくりと。大量買いしたフック付きビーズを幹糸に通しコブを作り理想の位置で止めます。

枝スの位置は3箇所程度でいつもは一番下の枝スの位置のみ3~10cmの範囲で変え数種類作成しています。あとは針ですが、大型のカワハギが釣れることもあるのでハゲ針なら5号以上を、餌取り等に糸を切られることも多いので予備は多めに準備しておきます。

さて、仕掛けも完成。

餌は釣具屋で冷凍生アサリを購入しています。アサリもメーカーにより大きさや身の崩れ具合に違いがあるので色々試してみて好みのものを見つけましょう。

 

それでは、いざ実釣へ。

今回訪れたのは大型のカワハギが釣れる尾鷲湾。尾鷲湾は北西風にも強く1年を通し釣りを楽しむことができます。

ポイントについたら、針にアサリをつけ、自作した丸おもりで海底を叩きます。その感触で海底をイメージし、カンって跳ね返る感じだと岩礁帯、ズボって埋まる感じだと砂地であることが分かります。

カワハギは岩礁帯終わり周辺に生息している事が多いため、風が弱いこの日はアンカリングせず、ドテラ流しで海底の確認をしつつ誘いになるよう錘を上下させながらポイントを探ります。定番のキタマクラや尾鷲湾ではよく釣れるらしいハコフグの仲間ウミスズメなどの外道も釣れますが、そもそもの活性が低いので外道率が少なくなるのも冬場の利点ですね。

手元、竿先に感じるわずかなあたりに合わせ、良型のカワハギゲット!

カワハギ特有のコンコンと手元に来る引きは真鯛にも負けない力強さがあり楽しいですね。ちなみに、背びれの先端に1本長い糸のようなものがありますがこれがあるとオスです。

その後もぼちぼちと釣れて、午前中だけで13匹の釣果。

午後からダメ元で狙ったアオリイカもキロオーバーが釣れて楽しい釣行となりました。

 

さあ、それでは釣れたカワハギを食してみましょう。

カワハギは名の由来通り皮は手で簡単にはがせます。キモも潰さないように丁寧に取り出します。

3枚におろし、薄皮と残った小骨を取り除き、

身を4つに分解したあとは刺し身や天ぷらなど欲望のままに調理してください。

薄めにそいだ身と湯煎したキモを入れた肝醤油。刺し身をつけて食べても美味しいですが、ご飯にのせた刺し身に肝醤油をかけ刻みネギを散らしたカワハギ丼も格別です。(・∀・)!

他にも身とキモの煮付け、天ぷら、おまけにアオリの極太のゲソの天ぷらも追加し完成です。

食べきれない分は干しても、焼いても、出汁にしてもどんな料理でも美味しいカワハギ。

みなさんも冬の海にでかけてみませんか。

以上、いいんちょでした。

 

この記事を書いた人

いいんちょ
トヨトモHP管理委員会の委員長を任されています、いいんちょです。みなさんにトヨトモの魅力を知って頂けるよう、商品情報から活動報告まで、肩の力を抜いて読んで頂けるブログを目指します。