お久しぶりです。マラソン部の長尾です。

前回の記事の通り、全国的にマラソン大会やトレイルラン(以下、トレラン)大会のボランティア(以下、ボラ)の不足が課題になっている中で、「自分にもできることを、無理のない範囲でやってみたい」という思いから、3月14日に開催された美濃國山城トレイル乱KAKAMUに、コース誘導ボラとして参加してきましたので、体験記をお届けします。

とその前に、少しだけ。

お気づきの方もいるかと思いますが、前回の記事は初めて生成AIを使って作成しました。いつもと毛色が違ったり、画像にツッコミどころ満載だったりと、投稿前は少し迷ったのですが、「たまにはこういうのもアリかな」と割り切って公開させていただきました。

何より、生成AIの最大のメリットである「作業時間の短縮」には驚きました。おかげで、これまで以上にハイペースな投稿が可能に(誰も望んでいないかもしれませんが....)。今後もAIに少しお手伝いしてもらいながら、ランナー視点でのリアルな記事をどんどん発信していきますので、どうぞよろしくお願いします。

「美濃國山城トレイル乱 KAKAMU」とは

美濃國山城トレイル乱 KAKAMUは、岐阜県美濃地方の山城跡を舞台に行われる、総距離45km、累積標高D+2,900mのトレランの大会です。戦国時代の歴史が残る山城や里山の自然を巡るコースが特徴で、急登やテクニカルな下りなど走りごたえも十分。本コースは、坂祝町、関市、各務原市、岐阜市をつなぐルートで構成されており、織田信長が尾張統一後に美濃へ進出し、岐阜城にて全国統一を志し「天下布武」を掲げるに至るまでの軌跡を重ね合わせた歴史的背景を有しており、走りながら美濃の歴史と自然を体感できる、個性あふれる大会です。

スタート地点は写真の中央付近にある行幸公園

コース誘導とは

ここからは、今回僕が担当した「コース誘導」の具体的な役割について説明していきます。

なお、以下に挙げる内容は今回の大会における詳細であり、大会の規模やルールによって異なる点も多いかと思います。あくまで一例として、参考にしていただければ幸いです。

仕事内容

-コース分岐での案内:迷いやすいポイントでランナーを正しい道へ誘導します。

-声掛け:「ナイスラン!」「いってらっしゃい!」と、心からのエールを届けます。

-ランナーの状況確認:怪我や体調不良の方がいないか、一人ひとりの様子をしっかり見守ります。

-LINEでの連絡:エリア内で連携し、通過状況や異変をリアルタイムで報告します。

装備(持ち物)

-防寒着・レインウェア:山の上は冷え込むので、天候の変化に備えた必須アイテムです。

トレランシューズ:足場の悪い場所もあるため重要です(配置場所によってはスニーカーでもOK)。

-飲み物・行動食:長丁場になるため、自分でエネルギー補給できるよう準備します(大会から支給される場合もあります)。

-大会公式キャラ「ヤマジロー」のお面:これがボランティアの目印。親しみやすさも抜群です。

-予備のコーステープ:外れていたり、迷いそうな箇所を発見した際に使用するために持ち歩きます。

特典

大会からの心遣いとしていただいた特典がコチラ。

豪華4点セット‼

-大会オリジナル手ぬぐい

- QUOカード

-補給食(ANDO_)

-ヤマジローのお面

当日のタイムスケジュール

早朝から夕方まで、鵜沼・岩田の両エリアを駆け抜けた、密度の濃い一日の流れを紹介します。

6:00 集合・ミーティング

集合場所の猿啄城展望台駐車場に、鵜沼エリアの担当ボラ7名が集結。今日の役割分担とスケジュールの最終確認を行います。キリッと引き締まる朝の空気です。

ちなみに7人全員が顔見知り

6:10 誘導場所へ移動

登山道を登りながら、看板やコーステープに不備がないか一つずつチェック。

ボケボケですいません

登るにつれて朝日が昇ってき、最高の景色が広がります。

日が差し込んでないところは寒いです

6:50 待機・誘導開始

ココの分岐は2人体制で誘導します

トップランナーの通過を合図に、カウベルを鳴らして誘導開始。最初の分岐なので、ランナーも集団で勢いよく駆け抜けていきます。

昨年末一緒に高山まで走ったMさん まだまだ元気

7:15 次の誘導場所へ移動

選手の通過状況に合わせて、さらに先のポイントへ。選手に混じって下っていると、一瞬自分がボラであることを忘れてしまいそうになります。

ジャマにならないように進みます

7:30 誘導

この分岐は、一度下ってから登り返すポイント。走る人、脚を残すために歩く人、それぞれの戦略が見えます。一人ひとりの安全を祈りながら声を掛け続けます。

友だちのMさん 笑顔がステキでした

9:10 鵜沼エリア撤収

スイーパー(最後尾)の通過を確認し、コーステープの回収やゴミ拾いを行いながら下山。コースを「来た時よりも美しく」して、駐車場へ戻ります。

ゴミ・落とし物はありません

撤収中の展望台の景色。アングルミスで写っていませんが、ランナーは写真の右にあるゴールを目指します。

絶好のトレラン日和です

10:00 岩田エリアへ移動

エリア長の車に乗り合わせ、後半の岩田エリアへ。コンビニで昼食を調達しながら、ボラ仲間とワイワイ盛り上がるのも楽しみの一つです。岩田エイドで挨拶を済ませ、配置場所へ徒歩で移動します。

この時すでにトップランナーが背後に迫っていることを知らない呑気な僕ら

10:50 誘導

ここは平坦な道から急登へと変わる分岐点。

誘導しないとロストしそうな分岐

多くのランナーが目の前の急坂にため息をつきつつも、どこか楽しそうに進んでいくのが印象的でした。疲れが見え始める後半戦、声掛けにも熱が入ります。

いいペースを維持している友だちのMさん あと少し‼

15:00 岩田エリア撤収

関門時間を過ぎ、スイーパーを見送って撤収へ。ゴミ・落とし物がないか入念にチェックしながらエイドへ戻ります。

せっかくなので少し走ります

その後、エイドにてスタッフの皆さんと談笑しながら温かい飲み物をいただきます。冷えた体にじんわりと染み渡ります。

一息ついた後は、みんなで協力してエイドの撤収作業をお手伝い。役割は違えど、一つの大会を作り上げた一体感を感じる瞬間です。作業を終え、再び車に乗り合わせて最初の鵜沼エリアへと向かいます。

16:20 解散

朝集合した場所に無事戻り、これにて本日の任務完了。

早朝から夕方まで、山の中を駆け回った長い一日は、心地よい疲れと達成感とともに幕を閉じました。

ボラをやってみて感じた「3つの醍醐味」

今回、実際に運営側に立ってみることで、普段選手として参加している時には気づけなかった、素晴らしい発見がありました。

① 圧倒的な臨場感と空気感

トップランナーの気迫や異次元の速さ。中盤以降の選手たちの必死な形相。そして完走を目指す方々の粘り。それぞれのストーリーを最も近い場所で見守れて、そのエネルギーを感じられるのは、ボラならではの特権だと感じました。

② 「ありがとう」の言葉が心に染みる

「ナイスラン!」「いってらっしゃい!」と声をかけると、多くのランナーが息を切らしながらも「ありがとうございます!」と返してくれます。その一言に僕自身も嬉しくなり、役に立てている喜びを実感できました。普段の生活で、見ず知らずの人からこんなに感謝されることって、実はあまりないですよね。

③ 運営の裏側を覗ける

一つの大会を形にするために、どれほどの準備と、どれほどのトラブル対応が裏側で行われているのか。その一端に触れることで、改めて大会を支える方々への敬意が深まりました。

ボラに興味をお持ちの方へ ~Q&A~

ここまで読んでいただいて、もし「自分にできるかな?」と迷われている方がいましたら、ぜひ一歩踏み出してみてください。

「でも、やっぱり不安....」という方のために、よくあるQ&Aを用意しました。

Q1. トレラン未経験でも大丈夫?

  1. 全く問題ありません!

専門的な知識がなくても、安全を確認し、笑顔で案内ができれば十分貢献できます。

Q2. 体力に自信がないけれど大丈夫?

  1. 全く問題ありません!

事前に伝えておけば配置場所は考慮してもらえることが多く、無理のない範囲で活動可能です。車でアクセスできる配置場所もあります。

Q3. 一人で参加しても浮かない?

A.全く問題ありません!

共通の「山好き」同士話も弾みますので、同じエリアのメンバーとすぐに打ち解けられました。あと、基本トレラン界隈の人は優しくてフレンドリーです。

Q4. 山に入るのがちょっと不安だから無理ですよね?

A.それなら エイドステーションのボラ という選択肢もあります!

エイドボラは、ランナーへの飲み物・食べ物の提供、ゴミ回収、ランナーへの声掛けが主な役割です。山奥まで入らない場所も多く、「まずは雰囲気を知りたい」人にぴったりです。

Q5. どうやって申し込むの?

 A. 大会公式WEBサイトから申し込めます!

ほとんどの大会が公式サイトの専用フォームから募集しています。または、スポーツイベント募集サイト(モシコムなど)から申し込む方法もありますので、検索してみてください。

最後に

終わってみればあっという間で、今は充実感でいっぱいです。選手として走るのも最高ですが、支える側にも代えがたい喜びがありました。

ただ、実際にやってみて感じたのは、『ランナーが今、一番欲しい情報を先回りして持つ』という視点が、ボラに必要だということです。

次のエイドまでの正確な距離や関門時間をパッと伝えられれば、もっと心強いサポートができたはず。次はさらに準備を整え、一人ひとりに寄り添った対応をしたいと考えています。

もしこの記事を読んで興味が湧きましたら、まずは無理のない範囲で一度体験してみてください。レースを走るのとはまた違った、新しい感動が待っているはずです。

それではまた。

この記事を書いた人

マラソン部担当:長尾
5S委員長の長尾です。きれいで働きやすい会社にする為、コツコツ頑張っていきますんで、よろしくおねがいします。