お久しぶりです。マラソン部の長尾です。

最近マラソン界隈では、今年初開催となる奈良ウルトラマラソンの定員3,000人名が半日で埋まり波紋を呼びました。昨今のウルトラマラソン(以下、ウルトラ)の人気ぶりが伺える象徴的な出来事だと思います。ということは今年ウルトラに初挑戦、または今年こそは初完走したいというランナーもたくさんいることでしょう。そんなみなさん、ウルトラのレースで履くシューズはもうお決まりですか?まだ悩まれているランナーさんも多いのではないでしょうか。なぜそう思うのか。それはネット上にウルトラ経験者による体験談的な情報が乏しいためです。

ウルトラの情報難民という問題

1年程前、ラン友さんと峠走をしている時に「ブログ見たよー」と言われて不意打ちを食らったことがあります。こっ恥ずかしいのでこのブログのことは、リアルで繋がっているラン友さんには内緒にしていたのですが、どうやらウルトラについて検索していたところ僕の記事に辿り着いたとのこと。また、別の方と走っている時には、「フルマラソンを走るための情報はたくさんあるのに、ウルトラを走るための情報ってネットで全然見つからないよね」って話になって盛り上がったこともありました。

そしてネットでウルトラについて検索しているランナーさんが最も知りたい情報はシューズの選び方ではないでしょうか。実際僕もスポーツ量販店にて、「ウルトラ用のシューズを選ぶポイントはなんですか?」と店員さんに相談しても、「わかりません」と返された経験があります。ですので、今回の投稿はウルトラを走るためのシューズを紹介した記事にしたい。しかしシューズというのは最も重要で個性のでるギアですので、僕の意見だけでなく多くの経験者の意見を参考にして欲しい。そう考えていた矢先、ちょうど良い旅ランのお誘いを受け、走ってきましたのでまずはその説明をさせていただきます。

飛騨高山までウルトラマラソン

「年末に高山ラーメン食べに行かない?走って」

そんなアホなお誘いを受けたのは11月中旬。ロング走とラーメンという大好物が合体した夢のような企画を当然断る理由もなく、仕事納めの翌日にガッツリ楽しんできました。 コースは美濃太田駅から高山市のラーメン屋「高砂」まで。走行距離112km、累積標高1200m。前日、飛騨地方では雪が降っていたし、予想気温も氷点下。不安の多いスタートでしたが、路面の積雪も想像していたより酷くなく、笑顔と苦痛の溢れるジャーニーランとなりました。その時の写真の一部がコチラです。

スタート時には6人でしたが、無事フィニッシュできたのは4人。今回はそんな4人が履いていたシューズを紹介していきたいと思います。

ですがその前にサクッとこの4人の近年の主なレースの完走歴を紹介しておきます。今回、僕以外の3人はトレイルランニング(以下、トレラン)をメインに活動している方々なのでトレランのレースばかりですいません。参考にならないかもしれませんがご了承ください。

〈Mさん〉

  • Mt.FUJI100(100mile)
  • 大文字100(100km)
  • 丹後100kmウルトラマラソン(100km)

〈Wさん〉

  • ULTRA-TRAIL Mt.FUJI (100mile)
  • 信越五岳トレイルランニングレース(100mile)
  • KYOTO GREAT ROUND (100mile)

〈Iさん〉

  • 美濃國山城トレイル(100km)
  • 奥信濃100 (100km)
  • OSJ ONTAKE100(102km)

〈長尾〉

  • 飛騨高山ウルトラマラソン(100km)
  • 中山道ウルトラマラソン(108km)
  • OSJ ONTAKE100(102km)

ではいきましょう。

NOVABLAST 4

今回の4人のうち2人、MさんとWさんがアシックスのノヴァブラスト4を履いていました。このシューズは軽さと優れた反発力が感じられる、いわゆる「ポンポン系」の部類。現行の5でないのは型落ちで安くなっていたからだそうです。Mさんは実際、丹後100kmウルトラマラソンもこのシューズで完走しており、自分に合っていて走りやすいシューズだと言っていました。逆にWさんは悪くないけど、自分には合わない気がすると言っていました。合ってなくても100km超を走れるのは凄いことですけど…

このシリーズはまだ歴史が浅いですが、アシックスを代表する大人気シリーズになりましたよね。実は僕も過去にこのシリーズの3を履いていましたが、しっくりこなくて手放しました。合わない人には合わないこともあるので、周りやランチューバーが薦めているからと評判を丸呑みにするのはご注意を。あと、ある程度の走力のある人向けでのシューズであって、これから走りはじめる初心者の最初のシューズではないと僕は感じます。

CLIFTON 10

Iさんが履いていたシューズ。HOKAと言えば、クリフトンというぐらいランナーの間に定着している、クッションスタイルの要であり続けている代表的なデイリートレーナーです。ちなみにIさんはトレランのレースしか出走したことがありません。ですが人生最初で最後のロードのレースとして、今年本家の飛騨高山ウルトラマラソンにエントリーしたそうです。シューズの感想としては、完走まで足裏の疲労を感じなくていいシューズだと思うけど、これが正解なのかはわからないとのこと。たしかにIさんはかなり走力もある実力者。本番では100kmを10時間以内に完走(サブ10)を目標としているようですので、同じメーカーのHOKAならマッハのようなもう少し軽くてスピードのだせるテンポアップシューズのほうが良い気がします。

WAVE RIDER 28

最後に僕、長尾の履いていたシューズ。ランニング初心者から、スピードランナーのジョグ用まで、あらゆるランナーやランニングシーンに対応する、クッション&スタビリティモデル。現行の29でないのは前の2人と同じ理由で、型落ちで安くなっていたから。僕の足は幅広甲高なので、シューズを選ぶ際はワイドサイズ(あればエクストラワイド)であることが絶対条件で、選択肢はほぼ日本のメーカーに限られます。なのでこれまではアシックスしか履いてこなかったのですが、このシューズは「和製クリフトン」と謳う人がいるほど、先ほど紹介したクリフトンに性能が似たシューズであることを知り購入。また僕は4月に100mile(約160km)のレースを走る予定なので、後半の疲労によるフォームの乱れを少しでもカバーできるようなスタビリティモデルのシューズを探していたのも購入のキッカケの一つです。実際履いてみて何が秀でるのものはないんですが、道中全く違和感やストレスを感じない優等生なシューズだなと思いました。僕のウルトラの師匠も愛用していますし、「昨年の野辺山でも履いてる人たくさんいたよー」との情報をいただけました。しかし今まで履いてきたアシックスのシューズと比較して、アウトソールの溝が深い割に、意外と摩耗が激しく今後の耐久性が気になります。まあこれは僕の接地に問題があると思いますが。

まとめ

いかがでしたでしょうか?意外と4人とも知名度のある王道なシューズを選んでいましたね。ぜひともシューズ選びの参考にしてみてください。それでもまだ悩んでいる方にアドバイスをするとしたら、普段と同じ履き慣れたシューズでOK、これにつきます。それが自分に合っているシューズですから。

目標別に説明すると、100kmのレースに対して完走〜サブ13が目標であれば、普段履いているメーカーのクッション性のあるスタビリティシューズ。さらに上を目指すなら、普段履いているメーカーのテンポアップシューズで問題ないのではないかと思います。それではみなさん思う存分100kmの旅を楽しんでください。

次回の長尾の投稿は3月の予定です。それではまた。

この記事を書いた人

TERA
トヨトモの中の人、TERAです。
メンバーの中では一番下っ端ですが、何でもチャレンジして頑張りたいと思います。